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大日本帝国の民主主義―嘘ばかり教えられてきた!
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| セールスランク: | 141840 位
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| 参考価格: | ¥ 1,575 (税込)
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いつまで民主主義だったのか
『明治デモクラシー』『昭和史の決定的瞬間』『未完の明治維新』で展開されている坂野氏の研究成果を、田原氏相手に解説するという意味で、坂野近代史の入門書として優れたインタビュー集となっています。
いかなるイデオロギー、いかなるロマンチシズムにも回収されず、いくつになっても(このとき70歳近く)丹念に一次資料にあたって通説を打ち破って行く姿勢には、感動を覚えます。
戦前の民主主義の実証的研究は興味深い。1937年の総選挙で反戦を訴える社会大衆等が躍進した。民主主義が機能しており、国民の意思はすなわち厭戦だった。にも関わらず日本は戦争に突入していく。この経緯は坂野近代史の非常に重要なポイントだろう。
この本を契機に前述の3冊を読むと、近現代史について目から鱗です。
戦前にも民主主義があった!
「戦前の日本は暗黒時代で、終戦によってアメリカから民主主義がもたらされた」という戦後一般に流布されている観念に真っ向からケンカを売った本。
二人の著者の対談という形式で、非常に難解な近代史を、注釈をはさみながら、明治維新期、憲法制定、天皇機関説、満州事変等に関して、通説とは異なる見方や事実を次々に提示する。
究極的には、「明治憲法は民主的で、明治時代から天皇は象徴天皇であった」と言いたいらしい。戦後の根拠のない観念を打破したい心意気は評価できるが、その主張の詳細な信憑性に疑問があるところも多い。今後の検討を期待したい。
読みやすい本文、懇切丁寧な注、驚きの内容
どうしても知名度のある田原総一朗氏の名前に目が向きがちですが、
この本は完全に東大名誉教授の坂野潤治氏の本ですね。
インタビューの名手である田原氏が、日本近代史の泰斗である坂野
氏から、これまで誤解にまみれていた歴史の本質をみごとに引き出し
ています。
右翼も左翼も、自分たちに都合のいいことしかクローズアップしま
せんが、歴史はそんなに単純なものではないということがよくわかり
ます。
近代史はややこしいし難しいのですが、この本は対談なので文章は
読みやすいし、対談の合間合間に歴史的事件や人名について懇切丁寧
な注が挿入されていますので、基礎知識のない人でもすんなり読めま
す。
かなりおすすめの一冊です。
ジャーナリスト発言の責任を第三者に転嫁することができるか?
著者・田原氏の発言に目を疑いました。「戦前は暗黒の軍国主義の
時代というのは真っ赤な嘘。今まで嘘ばかり教えられてきた」のだと。
著者の田原氏は、戦後GHQが持ち込んだ戦後民主主義を全面的に受
け入れることで、TV界における戦後ジャーナリストの第一人者として君
臨しました。そして戦前の日本を全面的に否定した考え方を示し、彼が
司会をするサンプロや朝生では、戦前を肯定する出演者の意見を封じて
きました。多くの方が記憶するところでは、サンプロに出演した高市早苗
氏が満州事変および以後の戦争を「自衛のための戦争だった」とコメン
トした際、田原氏は「あなたのような下品で無知な人にバッジつけて靖
国のことを語ってもらいたくない」と罵倒し、彼女の反論さえ封じました。
ご自分の過去の発言に対する責任を、「嘘ばかり教えられてきた」と
いう一言で片付けられる問題なのでしょうか。甚だ疑問です。先日、民主
党の永田元議員は、偽メールの件で議員の職を失いました。教育として
受けたからと言って、第一線のジャーナリストがご自身の発言の責任を
第三者に転嫁することができるのでしょうか。
民主主義
「戦前日本は軍国主義」だとか
「民主主義は戦後アメリカがもたらした」だとか
そういった捏造や歪曲、妄想を信じてしまっている人こそ読むべき本。
「北一輝は右翼」と思ってる人、
「東大法学部は良識派の集まり」と思ってる人、
「言論の自由が無かった」と思ってる人、
「満洲事変から日本は戦争にまっしぐら」と思ってる人、
そこの貴方ですよ、アナタ。
小学館
未完の明治維新 (ちくま新書) 昭和史の決定的瞬間 (ちくま新書) 明治デモクラシー (岩波新書) 日本憲政史 日本の戦争―なぜ、戦いに踏み切ったか?
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